介護保険制度について

介護保険制度は40歳以上の国民が納める
保険料と税金で運営されており、その
運営主体は市区町村です。

介護保険の対象者

● 65歳以上の方(第1号被保険者)

寝たきりや認知症などで常に介護を必要とする状態(要介護状態)や、常時の介護までは必要ないが身支度など日常生活に支援が必要な状態(要支援状態)になった場合にサービスが受けられます。

● 40歳から64歳までの医療保険に加入している方(第2号被保険者)

初老期の認知症、脳血管疾患など老化が原因とされる以下の病気(特定疾病)により要介護状態や要支援状態になった場合にサービスが受けられます。

  特定疾病

  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
  • 後縦靱帯骨化症(OPLL)
  • 骨折を伴う骨粗鬆症
  • 多系統萎縮症

  • 初老期における認知症
  • 脊髄小脳変性症
  • 脊柱管狭窄症
  • 糖尿病性神経障害
    糖尿病性腎症
    糖尿病性網膜症

  • 早老症
  • 脳血管疾患
  • パーキンソン病関連疾患
  • 閉塞性動脈硬化症(ASO)
  • 関節リウマチ

  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
  • 末期がん

介護保険の利用手続きとサービスの内容

介護度の目安と
サービス利用上限

区分要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
支給限度額
(月額)
50,320円105,310円167,650円197,050円270,480円309,380円362,170円
ご利用者負担額
(月額)
5,032円10,531円16,765円19,705円27,048円30,938円36,217円
※実際の支給限度額は、金額ではなく単位で決められており、所在地やサービスの種類によって1単位当たりの報酬額が異なります。
※表は目安として1単位当たり10円で計算しています。

※介護保険法の改正により一定以上の所得がある
場合は自己負担が1割ではなく2割または3割になることがあります。
 詳しくは市区町村にご確認ください。